青年を堕落させる共産主義

 

(日本共産党の青年集会に見る)

 

2008年10月5日、東京の明治公園で、日本共産党系の全国青年大集会が開催された。メディアにも流れたのでご存じの方もいるだろう。内容はひどいものであった。若者たちを日本共産党の魔の手から守ることを訴えたい。

 

この集会で恐ろしいと感じたのは、主催団体が参加者数を水増しして発表したことである。主催団体は参加者数を4600人と発表した。翌日の赤旗にも大きく4600人参加と見出しになった。しかし、私が確認したところ、デモ行進参加者は約2200人。それに集会が終わったあと中立の集会だと思って参加したが共産党系の集会と知って怒って帰った人などが数百人。合計で2500人を越えない。この集会参加者の水増し発表は、昨年の左翼の沖縄での検定撤回要求集会の参加者数の水増し発表を連想させる。その時左翼は約二万人の集会参加者数を十一万六千人と発表した。日本共産党、左翼は青年の時から集会参加者数を水増しして発表するように教育しているのだろうか。

 

共産主義では、正直であれとか道徳を守ろうとか、善く生きようとかまじめに生きようとか教えない。その結果、(革命という)目的のためなら事実と異なる発表をしてもかまわないと青年が学ぶのであれば、共産主義とはとんでもないものである。逆に、共産主義にとっては、愛や善、道徳は敵である。なぜならば、革命闘争の障害になるからである。

 

集会の場では、赤い羽根募金運動の真っ最中だというのに、赤い羽根をつけている参加者は私以外に年配者一人しかいなかった。彼らにしてみれば当然である。アメリカや財界さえ倒せば「理想の共産主義社会」が実現するのであるから。割り箸を使わせないなどの個人の運動はむだである。全労連の黄緑のおそろいのTシャツを着た若者六人がビールを飲みながら集会に参加し、志位共産党委員長の演説を聞いていた。主催者は注意してやめさせない。

 

中央舞台では反貧困ネットワークの代表が大阪ビデオ事件の加害者について、彼の複雑な背景にも思いをはせなければならないと発言した。加害者は二年でギャンブルやキャバクラで五千万円を浪費するような人物であり、弁護のしようがない。悪人は悪人である。たくさんの青年の前で、極悪の犯罪を正当化する発言が行われるこのような集会はゆるされないものである。

 

集会の最後に、主催団体が、「まじめに生きるには限界がある。日本全国には三千万人の青年がいる。団結してたたかおう。そばにいる青年に、『ボケッとしてないでいっしょにたたかおう』と呼びかけよう。」とあおっていた。

 

愛も善も徳もまじめに生きることもまったく呼びかけない。ひたすら、団結、労働者連帯を呼びかける共産主義そのものである。

 

集会では、志位共産党委員長が、若者と連帯して戦うと発言し、赤旗が配布されるなど共産党の宣伝がなされ、青年とは関係のない資本論講座や核兵器反対の宣伝がなされていた。デモ行進には、「革命」のプラカードを掲げる参加者もいた。格差社会反対のスローガンに興味を覚えたい何も知らない青年が共産党の魔の手にひっかからないように、共産主義の本質を暴露する活動を続けていかなければならない。