ホームページへ

日本共産党は、中立の思想は存在しないと主張

 

日本共産党は、中立の思想は存在しないという立場である。どのような思想、考え方、意識も、階級性を帯びているという考え方である。中立の思想は存在し得ないという立場である。

 

たとえば、月刊学習2011年12月号、「古典から学ぶ「世界の見方」 「弁証法」を中心に 第6回 デューリング批判から「弁証法」を学ぶ(その2)」学習・教育局次長 長久理嗣 82ページ以下には、次のようにあります。

 

エンゲルスは、当時のヨーロッパの現実から出発して、封建的道徳、ブルジョア的道徳、プロレタリア的道徳とさまざまな道徳観が実際にあること、「絶対的な妥当性」という意味ではどれ一つそういうものはないと指摘します。そして、反対に、「これまでのすべての道徳理論は、結局のところ、そのときどきの社会の経済的状況の所産である」(136ページ)と主張します。

 

たとえばエンゲルスは、「ものを盗んではならない」という道徳をあげます。これは私的所有が発生して以来、私的所有関係という経済的条件を基盤とするすべての社会に共通する道徳です。では「永遠」なのかというと、そうは言えません。盗みをする動機がなくなるほど物質的に豊かな社会になったら、そういう社会で「ものを盗んではならない」を「永遠の真理」として宣言する人がいたら、笑いものになるだろうと、エンゲルスは論じています。